2026年10月18日礼拝「言葉・いのちの泉」

箴言10 章1-12 節

正しき者の口は命の泉 悪しき者の口は暴虐を隠し持つ(箴言10:11)

箴言は、口(唇)から出る言葉について語ります。言葉の大切さを、ことさらに見つめているように感じます。言葉の力を知っているからです。つまり、人の言葉によって、誰がが生かされることもあれば、逆に傷つき死んでしまうことさえ起こります。とりわけ、権力を持つ者の言葉は、決して軽くありません。その言葉が「暴虐を隠し持つ」、つまり威嚇し萎縮させるものになる時が大いにあるのです。いったん権力者から発せられた言葉によって、予算が左右されたり、人々の暮らしが脅かされたり、また国と国との対立を深めることが現実に起こるからです。自分を支持しない人を脅し、自分に従わない国や機関を敵として制裁し、批判する声を封じようとする。そのような言葉は、「生きる場」をつくろうとする「いのちの泉」ではなく、「暴力支配の道具」です。聖書の「知恵」は、力を持つ者にこそ問いを放ちます。「あなたは、憎しみを利用して人々を分断するのか、それとも異なる人々が共に生きられる道を探そうとするのか。」「他者を従わせるためにその力(立場と言葉)を使うのか、それとも他者を生かすために用いるのか」と。吉髙叶

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